石炭ストーブ - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

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石炭ストーブ

  • 2006.02.13
charbon2.jpg


このところの石油価格の高騰で、灯油を使った近代的セントラルヒーティングから、眠れる灰と化していた暖炉へと暖房器具を切り替える家庭が増えているらしく、困ったことにの価格も急上昇中です。
我が家の主暖房は暖炉ですので、春と秋口に薪をそろえるのですが、いつも頼んでいる農家のところでも薪不足でなかなか手に入りませんでした。ストックがあるので大丈夫ですが、あまり乾いていない薪はすぐには燃えないので、常に予備をそろえておかないとなりません。湿り気のあるものは翌年まで保存して乾くのを待たないとなりませんから。発注してから大分待ちましたが、少し値上がった価格で分けてもらえました。

村の86歳になるかぼちゃおばあちゃんも薪を使っていたはずです。先日会いに行った時も、薪が手に入りにくくなっていると言っていましたので、困っていないかしら・・・と様子を伺いに行って来ました。


「大丈夫、薪は親戚の甥から少し分けてもらったし、私は薪だけじゃなくて、これも使っているから。」
と見せてくれたのは・・・石炭でした。

charbon3.jpg



これをストーブの左側にくべて燃やすのです。フタをあけて燃えているのが見えるところ。

>charbon1.jpg


ストーブは同時にキッチンレンジにもなっています。
右下の部分がオーブン。上がレンジ。コトコト煮物に便利そうです。
もう何十年も前のストーブで、格好わるいけど・・・とはにかみながら写真を撮らせてくれました。
これは石炭と薪の兼用ストーブですので、時には石炭、時には薪を使っているそうです。
「石炭は汚れるけど、安いし、燃えすぎないから長持ちするし、温度もちょうど良くてね。」

おばあちゃんの家の中は、内壁には壁紙など貼っていなくて石そのままの黒い色。そこへ電球がひとつついているだけですので鍾乳洞の中に入り込んだように明るくないのですが、いつも窓際の光で、大きな眼鏡をかけて新聞を読んだり、ひ孫達に靴下を編んでいるのです。
おばあちゃんの家に足を踏み入れると、100年前に逆行したような気持ちになります。
私たちもかなりアナログな生活をしていますが、そんなうわべだけのスローライフと言ったものとは似てもいず非なる、時代をくぐり抜けてきた気骨と息遣いを感じさせるものだからでしょう。一貫して変わっていない、変わろうともしない、変わることもできない、おばあちゃんの存在そのままだからです。
おばあちゃんのお母さんもお父さんも、こうやって過ごしてきたに違いないのですね。


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