仏版ジャック・スプラット - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

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仏版ジャック・スプラット

  • 2006.02.04
これ、なんだと思います?

mie.jpg


ヒント:食事が終わると、夫のお皿の上部のテーブルには、こんなものがポロポロバラバラと散らばっています。

さぁさぁ、当ててください~!


これは、パンの身です!あの、バゲットの中の、白くて、やわらかい部分です。
なんで散らばっているか、って?
彼が、カリカリに焼けたパンの外側しか食べないからです!

そりゃ、カリカリッとした焼きたての皮はなんとも言えずおいしいです。でも、それと対称的なやわらかい身も一緒に食べるから、更においしいんではありませんか。

最初見たときは、何なの、この人っ、と思いました。
ところが、こういうフランス人、気をつけて見ていると他にも結構いるんですよ。
本人はもう無意識になっていますが、バゲットの中に指をつっこんで(お行儀悪いやり方ですが)白くてふわふわなあの部分を引っぱり出し、用無しになった野菜や果物の種を抜くように、テーブルの上にぽんと置くのです。
きちんと一箇所にまとめる人もいますが、夫のように、話に夢中になりながらあちこち点在させる方もあり(いる?)。
理由は人様々でしたが、今まで私が聞いたのは
1. 消化に悪いから
2. 太るから
3. のどに詰まってひっかかるから

というものでした!!
じゃぁ、食パンはどうなるの、って。そうです、こういう人たちには食パンはパンの風上にも置けないやつなんですね。

夫の実家では消化に悪くて腸に負担がかかるから、と信じていて、白い部分はやっぱり取ってしまいます。義母は行儀悪く取ったりしませんが、朝食のバゲットは、ナイフできれいに白い部分を削っています。夫の習慣はそこから来たものですね。
子供たちが赤ちゃんだったときは、やわらかい部分をあげようとする私と、それを見てあわてて止めさせる義母の場面が何度かありました。
食パンで育った私には、目が点になる習慣でした。

そんなわけで、食事が終わると、いつもこんなものが夫のお皿のまわりにだけ散らばるのです。(子供たちは私似で、皮も身も差別することなく全部食べますので。というか、義母がこの部分を食べないように何度も言っていたので、感化を受けそうになっていた子供たちに、「大丈夫ですっ、ママは何年食パンを食べて育ったと思ってるのッ、全部食べなさいっ!」という私のツルの一声が響いたわけですが。)

食事の最後のチーズを食べる時に、この夫が残したパンの身をもらって、ちょうどよい私です。
焼きすぎて黒くなっていたり、硬すぎたりする田舎パンの分厚い皮は夫にあげて、中のふわふわの身を私がもらう・・・
そんな交換こをするとき、いつも、子供の頃読んだマザーグースを思い出します。


Jack Sprat could eat no fat,

His wife could eat no lean;

And so betwixt them both,

they lick'd the platter clean


ジャック・スプラット脂身きらい
ジャックの奥さんは赤身がきらい
二人でお皿を交換こして
きれいさっぱり舐めちゃった


自分が大人になって、マザーグースの隣のパンの国でそんなことをすることになろうとは・・・、想像もしていなかった(笑)。
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