フランスの松の内 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

フランスの松の内

  • 2017.01.11
1月6日はエピファニーで、フェーヴの入ったガレットを食べる日でした。(説明はこちらの記事でどうぞ)

その日仕事場で会った知り合いのフランス人が、
「僕はもう4個も食べましたよ。ガレットは、僕が世界中で一番好きなケーキです!」
と目を輝かせて言ったので、
クリスマスから甘い物続きだけど、そうだ、行事物はやっぱり食べなくちゃ、とその気をもらって買いに行きました。




ナナはフランジパンが好きじゃないし、ペロリと平らげるトトは今年は家にいないし、私と夫と2人だけなので、
小さな4人分のガレットを買ってきました。(といっても、日本だったら8人分と数える大きさかも?)
近くのパン屋さんのものは、重さによる測り売りです。
小さいのに、ちゃんと陶器のフェーヴがふたつ入っていて、私と夫とうまいこと1個づつ当てられました。

ところが、フランスには、フェーヴの入っていないガレットが1つだけ、あるのだそうです。
それは、エリゼ宮でのガレット。
「革命以来フランスという国に王はいない、だから、大統領も王様にはならないし、任命することもない」 からなのだそうです。
意外なところで、マジメなのですな。

エリゼ宮でガレットを食べる習慣は、1975年に、ここオーヴェルニュ出身の大統領、ヴァレリー・ジスカールデスタンが始めたのだそうです。



さて、どちらがどちらのものでしょう?
夫の当てたフェーヴは、夫と瓜二つで感心しちゃう(笑)。

この日が来ると、クリスマスツリーを片付けるのが伝統になっていて、エピファニーはフランスの松の内を象徴する行事でもあります。そういう意味でも、年末年始の一連のめでたい行事のフィナーレを飾る、打ち上げ花火のようなイベントみたいに感じます。

でも、わが家ではいただいたお年賀状をツリーに乗せて飾っておくので、年明けからの方がますます賑やかな出で立ちになるので、本当はいけないんでしょうけど、エピファニーが過ぎてもしばらくは楽しむことにしています。

こちらは元旦を過ぎたらすぐに平常モードで、風情もなく (今年は2日から仕事始め、3日から学校始めでした。)
お正月にド~ッと年賀状を受け取る、という風習もありません。
その代り、新年の挨拶は1月いっぱいまでオーケーなので、
クリスマス前から大晦日までの祭り続きの疲れがひと段落してから、
ゆっくり挨拶状やメールを送ることができます。
日本だと、すぐに寒中見舞いになってしまいますが、
焦らずに新年を祝えるこのゆる~さが、私は気に入っています。
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