沢山の手 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

沢山の手

  • 2016.07.18
【7月8日の記事ですが、しばらくの間は記事のトップに置かせてもらいます。】


無事にフランスに戻ってこられました。

友人の言ってくれた一言が、今回のことを総括して言い表してくれているように思います。

「今は、がんと共に生きることができる。

だから、大変な時間だけど、大事に愛しんで欲しい。」



今回、初めて、日本にケアマネジャーさんを始めとして、ヘルパーさんや、訪問看護師さん、民生委員の方など、1人暮らしや病気の年配者をサポートするシステムがあることを知りました。市役所の福祉課や、病院内のソーシャルワーカーの方にもお世話になりました。

約20年前、父が病気で亡くなった時には、そのようなシステムはありませんでしたから、病人も看護をする孤独な身も、なんと非人間的な病人生活を送らなければならないんだろう、と身を切られるような思いで感じたものでしたが、今では、それからものすごいスピードでしっかりしたサポート網が出来上がっているのでした。

いろいろな方とお会いして、母がひとりではなく、親身になって助けようとして下さる方々に支えていただける、ということが、
本人にとっても私にとっても、どんなに心強く、ありがたいことか。。。 皆さんひとりひとりがお釈迦さまに見えてくる、というのは正直な印象です。
沢山の手が、差し伸べられて、最初の嵐を乗り越えることが出来ました。

信頼できる主治医の先生に出会えたことも、母の運の1つ。
看護師さんたちも、きびきびとしていながら、細やかな心遣いで感じ良く接して下さって、感嘆することしきりでした。

母だけでなく、私を励ましてサポートしてくれた、友人たちの厚く、誠実な友情にも、胸がいっぱいです。
本当に、本当にありがとう。

かけてもらった言葉や思い、そういう目には見えないようなエネルギーが、大きくてしっかりとした気流となって
私や母を支えてくれているのを、確実に感じていました。

日本に降り立って最初に感じた「湿気」・・・それが、「私たちはみな繋がっている」、ということを物語ってくれているように感じたように、それを体感することができた、凝縮した1カ月ちょっとの滞在でした。

ブログを見に来て下さって、心配して下さった皆様に、なかなかご報告できなくてすみませんでした。
簡単なご報告とさせていただきます。

また今月末に日本に戻る予定です。


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