パック (復活祭) - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

パック (復活祭)

  • 2004.04.12
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パックPâques(復活祭、英語ではイースター)はキリストの復活を祝うもので、この時期学校はバカンスに入ります。
移動祝日」と言われるもので、毎年日にちが違います。(太陰暦で行われる旧正月みたいなものですね。)
今年は11日でしたが、どうやって決めるかといいますと、春分の日から数えて…で、月がどうにかこうにか…で、日曜日が祝日になるそうです。
え、これじゃよくわからない?(汗)

実はちょっとややこしいので(いや私のものぐさな頭にはややこしく感じられるだけなのかもしれませんが)、毎年春になるとこんな具合に忘れてしまって、辞書をパラパラとめくり直すことになるんです。では、またパラパラして・・・

正確には、「春分の日以降の最初の満月を迎えた後の最初の日曜日」だそうです。
これでスッキリしましたか?(え?もっとわからなくなった?)

この日を基準に、他のすべての移動祝日の日にちが決められていくそうです。アサンシオン(キリスト昇天祭)はこの日から40日後、パントコット(聖霊降臨節)は50日後・・・という具合です。

復活祭前の金曜日にキリストは十字架に貼りつけになったので、この金曜日は聖金曜日と呼ばれ、本来はお肉は口にしてはいけなく、お魚を食べる日だそうです。それでお魚のチョコレートがあるわけですね。今年は9日の金曜日でした。

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そして、生き返ったという月曜日。
パックはもともと、ユダヤ教の「過越しの祭」として存在していたものですが、この祭りの前にキリストは処刑され、祭りが終わって墓を開けてみると遺体は消えていて、蘇った彼の姿が現れたのが、月曜日です。ですからキリスト教では「パック後の月曜日」としてこの日は大切な祝日になっています。家族集まった食卓に出るのは、羊肉です。

ユダヤ教では羊を神のいけにえに捧げ「過越しの祭り」で食べるそうですが、ちょうど彼らがこのいけにえの羊を「ナンマイダー」(失礼、ちょっと宗教が違いますね。。。)とした時に、イエスが亡くなったのだそうです。それで、イエスは神のいけにえになったと・・・イエスこそが神に捧げられた子羊なのだと・・・いうことで、羊肉なのだそうです。

この日から40日間のあいだ、生き返ったキリストの姿はあちこちで目撃されたそうです。そしてついに昇天するのがアサンシオン。

こういった祝日には営業禁止ですから、店と名のつくものは全部閉まっています。旅行の際は「まったくフランス人たらやる気がないわね!」と勘違いしないようにしましょう。
こんな風に書いていくと、いかにも自分はキリスト教の国に来たのだなぁ・・・という気がしみじみとしてきますが、その辺のフランス人をつかまえて質問をしても、あまり答えられる人はいないかもしれません。
「オショーガツには、どうしてオモチ、タベマスカ?」と聞かれて、お餅をのどに詰まらせてしまう私たちと似ているかもしれません(∩_∩;)。

復活を祝してこの時期出回るのが、魚のチョコレートの他、ニワトリと卵のチョコレート。
ページの最初の、手のひらにすっぽりと収まってしまうようなニワトリの中には、こんな素敵な卵たちが入っていました。

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