I miss you - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

I miss you

  • 2016.01.16
ウチから2つめのホストファミリーに移って2週間ほど経ったリカちゃんから、
携帯メッセージが。

Je te manque et à François aussi !

これを直訳したら、

「私がいなくてあなたもフランソワ(夫)も寂しいでしょう!」

・・・と、オーホッホッと高笑いが聞こえてくるような、まるでタカピーなメッセージで

ほんの一瞬だけひるみましたが

彼女の人となりと文脈から考えて、これは実は

Toi et François me manquez

「あなたとフランソワがいなくて私は寂しい」

と言いたいに違いありません。

なんだか微笑ましくて笑っていたら、ナナが解説してくれました。

「それはカンタンよ、英語の I miss you をそのままの順番でフランス語にしたのよ。」

I (私は)miss (いなくて寂しい)you (あなたが)

でもフランス語だと

Tu(あなたが) me (私に)manques (いなくて寂しい思いをさせる)

と主語が逆になるんですね。


あぁそうか、原点は自分の言語だからそうなってたんだ 

と、当たり前のことなのですが、気がつきました。

外国人がフランス語を話す時、当然ながら、母国語をもとに考えるわけで、それでフランス語にはない組み立て方をしてしまうわけです。

考えると、リカちゃんがフランス人にとっては筋立ってないフランス語の組み立て方をして、フランス人には通じなくても、
私には問題なく意味がわかる、ということが本当によくありました。

フランス人「???(リカちゃんをジッと見つめて止まっている)」
私「 ▽△◇ ということでしょ?(どこがわからないのかわからない」
リカ 「そうそう

そんなわけで、私と彼女の会話はいつも大変スムーズでした(笑)。

外国人同士で共通の言語(外国語)を喋っている時、その言語のネイティブにはわからないのに、外国人同士はわかりあっている、ということを経験なさった方は多いかもしれませんね。

そもそも、フランス語をいかに秩序立てて組み立てるか、ということに苦労しているわけで、
自分の言語とフランス語という外国語を、四苦八苦しながら限りなく行き来して
分解したり組み立てたりを繰り返していますから、脳は基本的に無秩序なフランス語に慣れています。
それがひょっとすると、文法の枠に囚われることなく、単語を組み立て直して、意味を感じ取るという訓練になっていたのかもしれません。。。
どうやら、フランス語が上達することは置いておいて、いつのまにか、外国人のブロークンが理解できてしまうという
不思議な能力が磨かれてきたようです(笑)。

逆に、日本語の生徒さんが話す日本語が、私にはまったく意味がわからない ということはよくあります。
同じようにとっさに分解して組み立て直して意味を取り直してみるのですが、なかなか柔軟に行きません。
日本語の秩序の中で私の脳は生きている・・・
だからフランス語のような魔法は起きないのかもしれません。
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