そこから自分も幸せになれている - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

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そこから自分も幸せになれている

  • 2015.11.27
(「所変われば」から)

「そうね、ママがここに来たら天国だと思うに違いないわ。
料理はたまにすればいいし、洗濯も子供がやるし、
夫や子供はママがイライラしないように、
“ハニー疲れてない?” “ママ愛してる” っていつも気を遣っているし。
マニキュアサロンに通って、
週に2回は夫婦でレストランに行って
パパは結婚記念日に職場に花束を送ってくれて・・・」

と、ナナは1つ1つわが家とは違うことを挙げていきました。

あぁ、女としてそんな人生もあったのか?!
夢のような主婦生活ではありませんか!?
なんといっても料理疲れとは無縁の生活。。。

「だけど、ホストマザー、いつもイライラしてる様子だよね?
そんなに恵まれてるのに何でだろうねぇ?
やっぱり栄養バランスが悪いのかも?」

そう私はナナに言いながら、素敵な友人の送ってくれた言葉を思いました。

『私は手の洗剤荒れがひどいから、すべて投げ出したくなるときも多々あるの。
でも、苦しみながら戦いながらなんとか(料理を)作り上げて家族の前に並べてみると、
とても大切な尊いミッションなんだって痛感するのよね。
そこから自分も幸せになれているのよね。


まっすぐに琴線に触れて、痛いほど胸がいっぱいになりました。
本当にその通りなのです。
これはまさに「永遠の義務」で触れたことと同じところにやってきたのです。
「犠牲」を払って「義務」を果たす、そこに人としての根源的なモチベーションがある。

何年も毎日毎日やってきたことの意味はそこにあって、これからも続けていく意味もそこにある。
そして・・・
そこから、かけがえのない幸せをもらっているんですね。

友人の言葉は、彼女の日常の積み重ねから生まれた、謙虚で芯の強い言葉で、究極の人間の美しさを表していて、
心を打たれました。

身近な人のために義務を果たすこと。
役立つこと。
努力すること。
苦手なことを克服しながら、少しづつ進歩していくこと。

幸せって、好きな事だけをしていては得られないもののように思います。

そして、義務を果たす対象を得られることは、ありがたい幸せ。

ひとりひとりが、それぞれに、それぞれの場で尊いミッションを持ち、遂行しようとしている。
きっと皆さんも同じ気持ちだと思います。


ナナの口から、
「毎日毎日美味しいものを作ってくれて、本当にありがとう。朝昼晩作ってくれてありがとう。
掃除もアイロンもして、私たちのタクシーもして、勉強も見て仕事もして・・・
そして、滅多に外食もしないで、レジャーにも行かないで節約したお金で私を留学させてくれて、本当に感謝してる。

という言葉が溢れ出てきた時、そんな風に彼女なりに意味を見出してくれただけで、旅の意義があったかなと思いました

どれも私が得意とすることからほど遠く、私より優れた主婦を見つけるのは容易なはずなのですが、あまりにも真反対の家にお世話になったことでこんな風に感じられたのですから、私にとってラッキーでした(笑)。ホストファミリーにも感謝しています。(皮肉ではなくて、素直な心からです)

自分の育った環境とは違う環境で暮らす・・・というのが留学の目的ですから、そこから沢山の学びがあります。
良い教師も、反面教師も、すべて自分の血となり肉となり、これからの人生の大きな糧となってくれるでしょう。
そして、自分なりの幸せを見つけていってほしいと思います。


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