フランスの亜麻仁油 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

フランスの亜麻仁油

  • 2014.11.18
オメガ3が豊富で、悪玉コレステロールを減らす効果があるという亜麻仁油、フランス語では Huile de lin (ユイル ド ラン) と言いますが、夫や義父が木製の家具の手入れをする時に塗っている日曜大工オイル、というイメージが強くて、口にするのはなんだか抵抗がありました。



ヨーロッパでは第2次大戦前までは体に良く安い油として、日常的に料理に使われており、農家では農地の一角に植えられた亜麻があちこちに見られたそうです。
ところが、1950年代半ばにオイル業界は高温で抽出すれば大量生産が可能で、さらに安く売れることを発見します。そのせいで、熱に弱い亜麻仁油は毒と化し、衛生局は食用としての販売を禁止しました。木材の手入れや油絵用としてのみ使われ続けました。
そして約50年間の食用禁止期間を経て、2009年、低温による圧搾(コールドプレス)を生産の絶対条件として、食用バージンオイルとして復活できることになったのだそうです。(参考

それでも非常に酸化しやすく劣化が早いオイルなので、フランス食品環境労働衛生安全庁は、生産者に対して、最大25cl入りの容量で、光を通さない不透明の瓶で製造することを要求しているそうです。

ですので、購入後の保存方法も要注意です。
開封後は3ヶ月以内に使い切ること、光も熱も通さないところで保管して(冷蔵庫の中が一番)、においが少しでも変わったら、残念ですが、すぐに処分して下さい、とのこと。
また3歳以下の子供には与えてはいけないそうですよ。妊娠中の女性や腸閉塞、甲状腺異常のある方も摂ってはいけないそうです。

そしてもちろん・・・熱で劣化するこのオイルでステーキを焼くなんて、絶対ダメ! 
冷たいまま摂らないとなりません


・・・などと書いていくと、そんな危なっかしいオイル、面倒くさいし、別にいらないよ!と今までの私なら思うところですが、『悪玉コレステロールを下げる効果』、というひと言に興味深々で買ってみましたよ。

その他、更年期のホルモン調整をしたりアレルギー性の湿疹を抑えたり、血栓を出来にくくする効果などもあるそうです。やけど痕に塗るのも良いそうですよ。



おそるおそるスプーン一杯分を舌の上に流してみると・・・・・ん?意外な味が・・・
ちょっと苦みがあって、チコリのような味です!
チコリが好きな方ならいけると思います(たぶん)。
美味しいと思えたので、毎日大匙一杯摂ってみることにしました。
サラダや、冷めた茹でポテトや、酢の物にかけてみたり、そのまま飲んでみたりしていたのですが、前々回の記事でコメントで教えていただいて冷めた玄米におしょうゆと一緒にかけてみたら、パサパサ玄米が口当たりなめらかでコクのある一品に早変わり!(冷めたものにしかかけられないのですが、そこは我慢!)

先日、LDLコレステロールの注意を受けたと友人と話していると、すごく不思議がられましたが、友人の娘さんが「アジア女性は見た目では太らないが、欧米人よりコレステロールを貯めやすい体質だ、と学校で習った」と裏付けてくれました。
アジア人はアルコールを分解する酵素が少なく、欧米人に比べてお酒に弱い、というのは知られていることですが、コレステロールもそうだったとは。フランス人と同じものを食べても、体質的に脂肪を分解する力が違うのですね。

効果は出るかな?
楽しみにもうしばらく摂ってみるつもりです。



関連記事

4 comments

非公開コメント