みずまくら - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

みずまくら

  • 2004.07.08
ここ二日ばかり熱を出して、フーフー言ってました。
それで水枕に思いついたのが、ブイヨット(bouillotte)。

bouillotte.jpg



そうフランスにもこんなものがあるんです。
この中に熱いお湯を入れるんです・・・、あれれ?熱があるのに?
いえ、実はこれ湯たんぽなんです。
冬になると、熱湯を入れて足元に置くんですね。
丈夫なゴム製です。

フランスに来たばかりの頃、冷え性の私が、初めて迎える冬に備えて買ったもの。
でも、出産後なんと生来の冷え性が直ってしまいましたから、ひと冬だけの出番でした。
これに氷水を入れて枕元に。水まくらに早代わりです。あー気持ちいい!
フランス人はこういう使い方をするのかしら?
どうやら水枕というものはないみたいです。
夫も義両親も知らなかったそうです。

母の具合が悪くたって、子ども達は怪獣から変身するものではありません。
妻の具合が悪くたって、夫は看護士に変身するわけではありません。
ワインでも飲んだら、と食欲もなく熱でフラフラしている私に、並々とグラス一杯の赤ワインを注いでくれるのが彼の精一杯のやさしさです。(薬と一緒に飲み干したけど。ほぼヤケ。)
這うようにしてブイヨットに氷水を入れながら、その昔おでこに当ててくれた母の手を思い出しました。やさしい看病の手が水枕を作ってくれたことを。ふきんを何度も絞って、おでこにあててくれたことを。

でもナナが熱を出した時に水枕を敷いてあげようと思ったら、イヤだと言われてしまいました。中に入った水がチャプチャプ言っているのがコワクて、頭の下で枕がはじけてしまうような気がするんですって。
はれつする、はれつする!」と怯えています。
大人になって具合が悪くなったらナナは、水バクダンを仕掛ける母の手を思い出してしまうのでしょうか。


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