フィリピンスタイル☆クリスマス - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

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フィリピンスタイル☆クリスマス

  • 2014.01.15
立つ鳥は跡を濁したのは残念でしたが、クリスマスはとても楽しく過ごすことが出来ました。

「飲食」は、この4ヶ月半でフィリップの率直な意欲と誠実さを私たちが心から感じられた、おそらく唯一のこと。食べ物を味わいながら分析するときは評論家のようだし、自分のためにオムレツを作ったときもとてもきれいな焼き色でした。郷土料理の肉ロールを作ってくれたときも、料理用のひもでお肉を巻くときの几帳面さと真剣な眼差しと言ったら、「な、なんなんだ、この生真面目さは? いつものワケのわからないいい加減さとは別人!?」と驚いて、問題だらけだった当初その様子を見て私は、「この子は本当は悪い子じゃない」と確信したくらいです。

将来、コックさんになったらいいよ!!と薦めると、コックになるための学校の授業料はフィリピンでは破格に高いし、海外で2~3年修行をしないとならないけどフィリピンと親元を離れるのは絶対にイヤだから、卒業したら親の会社で働く今の路線でいいんだ、とのこと。一生ママの会社で働いて、ママと一緒に住んで、ママのお墓に入りたいのだそうです。

絶対向いているのに惜しい・・・と思いましたが、もっとも、1時間料理をしたら立ちっぱなしで疲れたと、すでに集中力がなくなり始めたので、やっぱり無理かもと思い直しました(笑)。

そんなフィリップにクリスマスはフィリピンではどんな料理を食べるの?と聞くと、ハム(塊肉)のパイナップル焼きだと教えてもらいました。そこでこのクリスマスイブは、皆でそれを食べよう、ということにしました。大切な家族行事であるクリスマスに、毎年家族で食べるものを慣れない土地で過ごすクリスマスに食べたら、彼にとって大きな力と喜びになるのではないかしら、と思ったのです。そこで彼に作ってもらうことにしました。

ママからレシピを聞いたところによると、オーブンにハムを入れた後もマリネ液を10分~15分おきにかけながら焼くのだそうです。

大雑把な私だったら、「はい、はい、じゃぁ適当に2~3回汁をかけましょうかね。」となってしまうところ、フィリップはそれはそれは忠実に、それはそれは生真面目に時計を見ながら、熱いオーブンに手を入れて、2時間の間10~15分おきに刷毛でマリネ液を塗り続けました。

そして出来たのが、これ!



その美味しさに、かっ、過去のことはすべて帳消しにするっ と思ったくらい、今までのことが暖かい水となり溶けて消えていくような気分になりました。
叔父さんも叔母さんも夫の両親も感嘆し、病気の大叔母さんも食欲を取り戻したように舌鼓を打ちました。

いやぁ、「食の力」って凄い。
何もかもを一瞬にして打ち解かす力があるんですね!
これが、料理の真髄、というものかなと思いました。

若くしてそれだけのパワーを持った一品を作れたフィリップも、きっと伸ばせば光る素質を秘めているんでしょう。

美味しく、楽しく、トトもマイナス30度の北米から、母も日本から、食卓にスカイプで参加できた素敵なクリスマスでした。

日本の太巻き、フィリピンのハム焼き、そして叔父さん宅ではカナダ産のスモークサーモンを食べて、国際豊かな我が家のクリスマスメニューでした。

恒例のビュッシュケーキを少し。(これはほんの一回分です・・・。2日目、3日目、と違うビュッシュが続きました)








美味しいものをお腹いっぱい食べて、家族揃って一年を締めくくりできることに、感謝です。


この後、フィリップがこちらで大の仲良しになった留学生仲間のメキシコ君が一週間遊びに来て、我が家はダブルカルチャーショックで年が明けました。
この話は次回のお楽しみに。

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