立つ鳥に 跡濁されて 我虚し - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

立つ鳥に 跡濁されて 我虚し

  • 2014.01.14
1月の最初の日曜の夜に、2つ目のホストファミリーに移っていったフィリップ。
出かける直前まで一日中昼寝をしていたのはいつものことなのですが、しかし、仮にも最終日。
掃除をするとか、挨拶をしてくれるとか、何らかのアクションがあるかなと思っていたのですが、何もないまま最後の最後に荷物をかき集めて行くことに。
2つ目の受け入れ先は夫の両親宅で、フィリップを受け入れるために部屋の改装までしてくれて、至れり尽くせり万全の体制で迎えてもらいました。みんなで晩御飯を食べて戻ってきて、忘れ物をしたというので彼の部屋にチェックしに行くと・・・
夫とナナと私で愕然。

年末年始一週間泊まりに来ていたお友達のメキシコ君と飲み食いしたものでゴミ箱は山。
机は何をしたのか青いゴムの跡でびっしり。シールを剥がした糊の跡もベッタリ。
椅子も飲んだジュースみたいな大きなシミが点々。
彼専用だったバスルームには、耳をほじほじした後の綿棒が何本も床に散らばっていて、もちろんバスルームのゴミ箱も山になったまま。
掃除のその字もしないでいったまま。

あまりの衝撃で、その場は「あぁ、やっぱりこういうヤツだったか・・・。常識を彼に期待した私が馬鹿だったよね。。。」
と軽く受け流そうとして、翌日さっさと掃除してしまった私ですが、
その後、時間が経つにつれ、
「今時のティーンってこんななの??」
「いや、やはり彼に掃除させるべきだったかも・・・」
「いや、言ってもどうせわからんだろう」
「いやいや、例え人の子でも躾はせなあかん。」
「なんで私が人の躾の尻拭いせなあかんの。」
と、消化不良の問答が心の中で繰り広げられるようになりました。

一言、「4ヶ月半住んだ部屋だから、ちゃんと掃除して元通りにしていってね。」
と言えば済んだことだったのですが、言えなかったがために、悶悶が募っています。

キレイにして行ってくれたら、いや掃除が下手でもせめてそういう姿勢だけでも見せてくれていたら、「いろいろあったけど、よかったね~!」と、立つ鳥をさわやかな気分で送り出せたのですが、「なんじゃこれ~?!?」という気分で残されてしまい、彼がいなくなったというのにスッキリ幕を下ろすことが出来ず、4ヶ月半の精神的疲れが・・・ ズズンと落ちてきているところです。

立つ鳥跡を濁さず、って本当に大切なことですね。

2つめのホストファミリーは時々不在にするので、フィリップは3月までまた時々我が家に戻ってくる予定です。
「今度はもう少しキレイにして出ていってね。」
と次回はサラリと言うつもりでいます。
サラリと。というのは自分に言い聞かせていることで、実際は、もっと言ってしまうだろうけど^^;

でもまさか、こんなに汚いままで行くなんて・・・?!最後の最後まで信じられなくて、絶句してしまったのです。
「ちょっと、リスペクトがないと思わない?」と、ぼやく私に
「そんなもの、最初ッからなかったよ。彼は自分のことしか考えてないよ。」と、スパッと返してきた娘の言葉に、ハッとしました。
そうだ、最初ッからなかったんだ。変わっていないだけ。私には見えていなかっただけ。というより、見たくなかった、信じたかっただけ。ホストマザーとして、もっと、成長するぞ。


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