誰かの太陽 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

誰かの太陽

  • 2013.02.13
インフルエンザのような症状は抜けたものの、まだ吐き気があって食欲が戻りません。
といっても、口に入れてしまえば美味しいと思って食べられるのですが、普段の5分の1ぐらいの量でおなか一杯になってしまいます。食欲がないなんて本当に珍しいこと・・・もうこんな状態も10日ぐらい続いているのです。
でもクリスマス以来食べて食べて食べまくって、顔も体もアンパンマンと見分けがつかなくなっていた私は、
頬がこけ、おなかと背中がくっついている自分を想像し
「これは私を気遣って下さる天のご配剤だわ
と、内心ひそかに天のムチをポジティブにとらえておりました・・・

ところが今朝体重計に乗ってみると、ビクともしていないではありませんか!
辻褄があわなくて、
なんか、納得できない・・・

ひょっとして、単に「バカ食い」が治っただけで、普通一般の食事量になった、ってことなんでしょうか??

回答はもうしばらく様子を見ることにして・・・・


さて、なかなか調子が良くならず、とにかく疲れて眠くてだるくて仕方がなかった日。
なんとかかんとか体を引きずるようにしてご飯の支度をして食卓を用意したけれど、その食卓について起きていることがしんどくて、「ごめんなさい、みんな食べてて。ちょっと寝させて。」とギブアップしてしまいました。

そのときの雰囲気を色で表すなら、まさしく、薄暗い黒がもやもやとたちこめているよう。
出張から戻ってきて久々の家族の食卓だーと喜んで席についた夫と、
いつも通りに席についたトトの男二人、すごく不満そうにドヨーンとしてしまいました。
「なんだよ、そんなに調子が悪いなんて、変じゃないか。食卓が暗くなってだいなし。」
とつまらなさそうに文句まで言い出す始末。

晩御飯はうちでは家族の大切なコミュニケーションの時間。平日は1時間から1時間半、週末などは2時間ぐらい喋りながら過ごすので、本当にがんばりたかったのですが、どうしても無理でした。申し訳ない気持ちでしたが、だけど文句はないでしょう。
食事作ってくれてありがとう。僕らは食べてるからゆっくり休んでおいで。。」
ぐらい思いやってくれてもいいんじゃないのっ?

と思いましたがな。

「暗い暗い、って、具合悪い私は1人、元気なあなたたちは3人も揃っているんだから、あなたたちが食卓を明るく盛り上げればいいじゃないの!」

と言うと、反論もない様子。
まぁそう言いながら、つくづく思いました。

私はあなたたちの太陽なのね 」

「だから私が元気ないとみんなも明かりがなくなるのね」と声に出して言いました。

「もういいよ、行けよ」と夫が言い、ドンヨリとおとなしく食べ続ける彼らを後に、私はベッドへ直行すると、ものの2秒で眠り込んでしまいました。

一時間ほどして目が覚めると、少し元気になっていたので居間に戻ると、みんなそれぞれの部屋に行ったようで誰もいず。
ひとりでキッチンで片づけをしていると音を聞きつけたトトが、一番乗りで嬉しそうな顔でやってきました。
それから夫も出てきて、ナナも出てきて・・・

結局みんなでくっついて並んで(私は横になって)録画しておいたドキュメンタリーを見ました。

仕事ならお金という報酬や評価という目安がもらえますが、毎日家族のためにしていることって、雑事ばかり数え切れないほどあるけど、1つ1つはどれも取るにたらないことのようで、いちいち感謝してもらえることでもない。
家族の誰もがしてもらって当たり前になっていることの繰り返し。毎日毎日繰り返し。
自分は何なの、と思うこともある・・・

だけど・・・

私はこの小さな家族の中で、太陽なんだな。
だからいつも元気で明るくいないと。

と心から実感しました。

たまに雲隠れすると、太陽のよさがわかるかもしれません。

生きている限り、誰でも、誰かの太陽なんだ、と思います。

その「誰か」が大勢の人もいるし、ごく限られた人だけの人もいるし、
隣のおじさんかもしれないし、人間じゃなくて動物や植物かもしれない。

自分が誰を照らしているか、自覚している場合もあるし、まったく自覚がない場合もある。

でも私たちは、みんな誰かの太陽なんです。
あなたもわたしも、誰かの太陽なんです。

その日だけの太陽もあります。
通りすがりの太陽、
偶然居合わせる太陽もあって、
見ず知らずの人や、思いもかけない人に
その時照らしてもらった暖かさを長いこと忘れずにいることもありますよね。

私にも、私を照らしてくれる太陽が、遠くにも近くにもいます。
「あなたはわたしの太陽なの。」と伝えたら、半数以上はビックリするかもしれませんが。
(そう、この文を読んでくれている、アナタも!!)

また元気な太陽に戻るからね、
ちょっと雲隠れしても許してちょうだい、

と心の中で言って、気持ちが楽になりました。


関連記事

4 comments

非公開コメント