ポルターアーベント - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

ポルターアーベント

  • 2012.10.25
不本意ながら、こんなに長く更新できませんでした。目の回るような忙しさと同時に、目を開けているだけでヒリヒリして仕方がなく、パソコンの画面が目に沁みて沁みて、なかなか復活できずにいました。前回の記事がクイズでなければ、ここまで気になることもなかったのですが、ずーっと気になりながらどうしても書けずにいました。勝手にクイズを出しておいて、放置状態にするとは興ざめなことで、答えを見に来て下さった皆様、本当に失礼いたしました。

さて、時間も経ってしまいましたので、もったいぶらず、前回のクイズの答えを単刀直入に参りましょう。



あっ、これは答えではありません。メインに出た豚さんの丸焼きです。(もったいぶってます。笑)

デザートのスイーツは新郎新婦のお友達が手作りで持ってきたものばかり。どれもプロのようにしっかりと作ってある上に、気持ちが込められていてとっても美味しかったです!! フランスでよく見るケーキとはちょっと違うタイプで、スポンジ系が多く、日本人の私の好みにもピッタリでした。



奥の方を見て下さい。



白い取り皿が重ねてあります。
メインにもデザートにも、来客用に取り皿が積み上げられていましたよ。

ということで、私たちの持って行ったお皿は、食事用ではなかったのです。



トラクターの後ろにごっそり集められた白い破片・・・

そうです、私たちの持って行ったお皿も粉々になって、この中に!

一体どういうことなのでしょう。



新郎新婦がせっせとお掃除しています。地面で割れたお皿やカップの破片をみんなが見守る中、二人だけで片付けなければなりません。
めでたい結婚なのに、なんてこと!

パリーン、パリーンと音が響きます。
片付けても片付けても、出てくる出てくる破片・・・・・。

誰がこんなことを?

実はこのお祭り、ポルターアーベントと言うそうです。ポルターは「騒がしい」、アーベントは「夜」という意味なのだそうです。もうクイズの答えはおわかりでしょうか。陶器が割れる時に音がしますが、その音が華々しく響けば響くほど悪霊が去っていく、という魔除けの行事なのだそうですよ。

それで、招かれた親しい人たちは、いらない陶器のお皿やカップをかき集めて持って行き、新郎新婦の足元でそれらを割るというものでした。

こんな行事、掃除嫌いの私はイヤじゃ~。と思ったら、この新婦さんも掃除にウンザリしていて「まだ割るの!」と機嫌が悪くなってきたので、友人たちは遠慮して割るのを控えたそうです(笑)。



割れた破片を片付けるのもキリがないので、このあたりでプレゼント贈呈。



お掃除用の手押し車と箒もプレゼントされていました




破片を踏みつけながら、二人で踊ります。



お兄さんの音楽仲間も全員伝統衣装を着ていて、どの方も似合っていて、とっても素敵なパーティでした。

現在でも老若男女全員が民族衣装を着る機会がある・・・ということが、日本の和服と共通するものを感じました。みんな喜んで着ています。ロングスカートがミニになったり、色をビビッドにしたり、現代風にモダンに再デザインされた民族衣装もあり、古いものを現代に適応させながら生かしている点も和服とそっくりです。街にも民族衣装を売っているお店が沢山ありました。フランスもひょっとしたら地方にもよるのかもしれませんが、あまりそういう風潮はないように思います。みんなで民族衣装を着ることがないのは、ちょっと残念だと今回思いました。ドイツのこういう行事はいいなと心から思いましたよ。

末永~くお幸せに


※いただいたコメント、ありがとうございます!大分遅くなってしまいましたが、またこれから少しづつお返事させていただきます!
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