大統領選挙 もうすぐ決戦 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

大統領選挙 もうすぐ決戦

  • 2012.04.29
第一回目の投票で予想通り、オーランド氏が1位、サルコジ大統領は2位となり、両者の決戦が決まりました。

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現在は、「他の候補者に入れた人達が、決戦ではどちらに入れるか」というパーセンテージの足し算と引き算がひっきりなしに報道されています。


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第一回投票で、ピンク色がオーランドの支持率が一位だった地域、ブルーがサルコジ、南仏に1ヶ所ある濃いブルーはマリーヌ・ル・ペン支持の県です。


私が一番興味を持って見ていたのは、極右のマリーヌ・ル・ペン女史が何パーセント獲得するか、ということでした。
結果は18パーセントという高得点でした。5年前の大統領選挙では彼女の父親であるジャン=マリー・ル・ペン氏が出馬しましたが、それよりさらに票を伸ばしています。(ル・ペンは10年前にはシラクと決戦で一騎打ちになったことがあります。もちろんシラクの圧勝でしたが。)
極右フロン・ナショナル(国民戦線)は、ジャーナリズムからも一般市民からもまるでケダモノかなにかのような扱いを長年受けている党派ですが、マリーヌ・ル・ペン女史は弁が立ち、カリスマ性もあり、離婚歴のある3人の子供の母親という現代性もあり、確実に支持率が上がっています。特に若者の4人に1人が支持者ということは驚くべき数字です。
そんな彼女はまだたったの43歳。
政治家生命はまだまだこれからなのです。

第二回投票でオーランド氏かサルコジ氏か、どちらになったにしろ、結果の出る政治をこの5年間で行えなかった場合は、5年後の大統領選挙には支持率が大幅にマリーヌ・ル・ペン女史に傾くであろうことは容易に予想できます。

どちらがなっても、そのことを肝に命じて施政してほしいと思います。


さて、

第一回投票が行われる前から予定されていた通り、今度はサルコジ大統領がクレルモン・フェラン市にやってきました。
オーランド氏は市の中心のジョード広場での街頭演説でしたが(前記事)、サルコジ氏がやってきたのはzenithという大きなコンサート会場。

オーヴェルニュ地方は左派が強い土壌なので、右派のサルコジを見に来る人がどれだけいるのかな?と思ったのですが、1万2千人ほどが集まったそうです。(もちろん入場無料です)



現職ということもあって、建物の入り口には身体検査をする白い門がズラリと設置されており、そこをくぐって手荷物もチェックされて入りました。



広い会場内をパノラマで撮ってみました。



少し驚いたのは、10代~20代の若者が大勢いたこと。家族連れも多かったです。
オーランド氏は平日の木曜の夕方でしたが、サルコジ氏は土曜の夕方だったせいもあるかもしれません。



パパの肩に乗って、こんな小さな子まで旗を振っています。



各テレビ局が中継のカメラを回していました。カメラの前で話すアナウンサー。




スローガンの ≪強いフランス≫



聞き入る人々。



・・・が、演説の合間合間に、よくこんな風になってました。






1時間半ぐらいだったでしょうか。
治安、移民、相続税、外国人投票権、安楽死など、多岐の問題に触れた演説でした。

決選投票は5月6日です。


フランスの友人知人たちはみな当然のごとく私も投票するものと思っているようですが、
フランス国籍のない私に投票権はない、と言うと、ものすごくビックリして
「エッ?フランスの国籍を持ってないの?どうして?」
という反応が必ず返ってきます。
結婚していて、フランスで生まれた子供がいるので、希望すれば当然国籍はもらえます。
重国籍を認めているフランスの感覚から言えば、なぜ取らないの?というのが普通の感覚なのです。

子供たちの将来に関わる一票、自分もこの先一生住むかもしれない国の指導者を選ぶための一票を入れられない・・・というのは、年数が経つごとにフラストレーションになっていますが、
日本が2重国籍を認める日が来ることを願うばかりです。

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