待てない花 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

待てない花

  • 2012.01.03
元旦は驚くほど暖かな日が差していて、まるで春が訪れたようでした。
大きな窓を開け放って新年の空気を呼び入れて、なんて気持ちのよいこと。

そして、ちょうど元旦を待っていたように、1つだけ咲かせてくれたこの花のかわいらしさが、暖かい日差しと風にそよいで、新年の喜ばしい兆しを知らせてくれているようです。



この花はこちらでは「アンパシヤンス」と言うそうです。
日本では、インパチェンス、かな?

アンパシヤンス「impatience」は 「patience」(忍耐)の否定形語、忍耐強くないとか、根気がないとか、短気とか。
待ちきれない、待ち遠しい、時にも使います。

果実が成熟するとすぐにはじけて種子を飛ばす様子からこの名前がついたのだそうで、花言葉も「短気」なのだそうですが、
名前の意味とは裏腹に、ものすごく辛抱強く、長続きする花です!

だってこの花が我が家にやってきたのは、トトとナナが幼稚園生だった時でしたから、もう10年ぐらい経っているんです。
母の日のプレゼントとして先生が用意させたものは、子供たちが模様を塗った植木鉢にこの花が植えられているものでした。小さな体で幼稚園からこの花の咲いた植木鉢を持って帰って来た日から、ずっと毎年花を咲かせてくれています。

沢山の花を咲かせた後は、燃え尽きたように枯れた茎だらけになってしまい、もうダメなのかと思ってしまうほどですが、またしばらく時間が経つと復活して、めきめき力をつけて、こうした生き生きとした姿を見せてくれます。
茎を折って土に入れると、そこからもまた新しく成長してくれます。
面倒見の悪い私でも、こんなに長く咲いてくれる素敵な花。
枯れた状態は数ヶ月も続いたりしますが、それだけに再生する時の勢いには、嬉しく目を見張るものがあります。
その耐久性にアンパシヤンスではなくて、パシヤンス、と名づけたいくらいです。

私もよく燃え尽きてしまうので、そんな時はこの花を思います。
そうすると、今はエネルギーが底をついてしまっても、また元気が復活する自分を想像することができるのです。


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