ドイツのかぐやひめ - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

ドイツのかぐやひめ

  • 2011.10.14
月曜の夜に「ドイツの生徒たちが到着した!」との電話連絡を受け、トトと私で駅のパーキングに駆けつけました。

この電話連絡は、ドイツからの生徒たちを乗せたバスがここから45kmほどのところを通過した時点で、こちら側に回ってくる予定でした。
予定では午後9時ごろに到着とのことでしたが、正確な到着時間を知るために、学校から一番遠くに住んでいる子を筆頭に、1人ひとりが連絡網で次の子に電話をしていくことになっていました。それから駅に向かえば、フランス側も全員揃ってドイツのバスを迎えられるというわけです。

ところがトトが受けた連絡は、「もうドイツの子達は駅に到着してしまっているから、大急ぎで直行してくれ!」というものでした。午後8時20分でした。

あら?もう着いたの?!と慌てて家を飛び出し、ワクワクしながら夜道を車で走らせました。
名前はわかっているけれど、それ以外はわからない、フェイスブックで本人かもしれないと推測してみた良く似通った名前の子の、挑発的でアブナイ写真を見て以来、トトのストレスは高まる一方。(前回の記事「もうじきドイツの子がやって来る」

丸一日バスの中で過ごし、夜遅くに知らない国の知らない家庭に着いて、翌日からは朝8時から学校に通う・・・というハードなスケジュールでやって来るドイツの子供たちも、どんなに疲れているだろうし、こちら以上にストレスを感じていたに違いありません。
独仏お互いに、ドキドキ、ハラハラ、していたのではないでしょうか。

そして私たちが駅のパーキングに着くと、もうほとんどの生徒には迎えが来たようで、残り5人ぐらいが先生と一緒にバスの外で荷物と一緒に立っているだけでした。

車を降り、薄暗がりの中で足早に彼らに向かって歩いていくうちに・・・、その5人の人影は男の子たちと女の子がひとりだと見極められました。その女の子が見えた時の私の気持ちといったら・・・・


まったく予想もしていなかった姿に、思わず息を呑んで・・・ビックリ・・・




おそらく、竹やぶの中で、竹を切ったら出てきた かぐやひめ を見たおじいさんは、こんな気持ちだったのだろうと、その時思いました
かわいらしくって綺麗で、はにかんだようにこちらを見ている姿はそこだけ光を放って輝いているのです

・・・ものすごく私好み!(爆)

彼女が日本語がわからない(だろう)のをいいことに、「かわいい!かわいい!超かわいい~!」と興奮して連発していました(笑)。

他の男の子もとても感じが良かったね、と後でトトに言うと「(他の子のことは)全然見てなかった・・・」
トトも彼女に釘付けだったようです(笑)。


その日から早いことにもう4日目を迎えていますが、とにかく何をするのも礼儀正しくて、何を出しても残さずきれいに食べるし、ちょっと内気だけど明るく、我が家ではとても生活しやすい子です。
今までよく知らなかったドイツですが、イメージ急上昇
トトもすごくハリキッて、片言のドイツ語と英語を精一杯並べ立てて、あちこち案内しています。

住んでいるミュンヘンのおみやげをこんなにというくらい沢山持ってきてくれたのですが、初日にカバンが随分重いな…と思ったら、重たいのはおみやげだったのです。

一番重いのはコレ。



ミュンヘンで毎年開かれる世界最大級のビール祭り、オクトーバーフェストの1リットルビールと、それがすっポリ入るガラスのジョッキです。



ものすご~く飲んでしまいたいけど、もったいないので当分開けずに大切に取っておきます


ちなみに電話連絡にはオチがつくのですが、なんとトトに電話をするはずだった子が、電話をするのを忘れてしまい、その子の母親が後で気がついてトトに電話をしてきた、というわけなのだそうです。それで連絡網の最初からその子までは予定通りバスが45km離れたところで連絡が行き渡っていたのですが、我が家に連絡が来た時は、「もう到着している!」ということになっていたのでした。
ですので、トト以下待機していた他の家族も、全員遅れて迎えにいくことになってしまったようです。

「伝言ゲーム」という昔ながらの遊びがありますが(何人かで一列になって、最初の人がある文章を次の人に伝え、それを2番目の人が3番目の人に伝え・・・できるだけ正確に伝えるのがゲームの目的ですが、伝言する内容が最後の人には全然違った内容になって伝わっている、という遊び)、ほぼそんな感じになってしまいました。やっぱり20人も続く電話連絡はちょっと無理があったかもしれませんね(苦笑)

残された5人のドイツの子達はどんな思いで、迎えに来てくれる家族を待っていたでしょう。
その中の一人の男の子は翌日体調をこわして16時間コンコンと眠り続けたそうですから、やっぱり体力的にも精神的にも大変な冒険なのだと思います。


我が家のかぐやひめは来週の半ばまでステイします。
残りの日でさらに交流が深められることを願っています。


→ → →

バゲットの尻尾
ミュンヘンのマスタード
へと続きます。
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