フランスの太陽 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

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フランスの太陽

  • 2011.04.20
oeufさんが立ち上げた「国境なき日本人の会」のホームページで「太陽を描いて送りましょう」という企画を知りました。木梨憲武さんのブログで提案されていたものです。(こちら 郵送締切りは4月30日まで)
(「国境なき日本人の会」はどなたでも参加できますのでご興味のある方はホームページをご覧下さい)

これなら私にもできるゾ、というわけで、思いついたのはトトとナナが通っていた小学校の先生に早速電話をするとでした。自分たちだけでなく、学校の子供たちに描いてもらえたら沢山の太陽が集まります。
「もちろん大賛成、いつでもいらして下さい。」と言って下さいました。

中学では「クラスルーム」がないので担任の先生にお願いしてクラスメートを集めてもらうのも難しく、お絵かきなら幼稚園生や小学低学年の子供たちがふさわしいけど、あまり意味をわかってもらえないで描いてもらうのは抵抗があったし、その点、小学4年と5年の生徒たちなら地震や津波の説明をすれば理解してもらえて、生徒たちにとってもこちらにとっても興味深いやり取りになるのではないかしら、と思ったのです。(小学6年はフランスにはありません)

ブログに指定されてあったように、縦10センチ、横7センチの白い紙を4~50枚ほど用意して持っていくと、トトとナナがお世話になった先生が「生徒たちには主旨を説明しておきましたから、どうぞ、お好きなように時間を使って下さい。」と黒板の前を退いて、私に明け渡してくれました。
そこで、日本地図を描き、大きな地震のこと、それから襲ってきた津波のこと、被災地の大変な状態などを、子供たちにショックを与えないように・・・と気を遣いながら説明していったのですが、心配は杞憂で、子供たちはテレビやネットのニュースですでに映像も見ていましたし、何が起こったかも十分知っていました。(私が行ったのは3月の東日本地震が起こって2週目のことでした)
実は先生方も地形や地震、火山や地殻のことを日本を例に取り上げて授業を進めていたところで、生徒たちのバインダーにはこんなプリントが。




「自然災害の多い国、日本」




国面積:37万3千km2(フランスの3分の2)
人口:一億2800万人(フランスの2倍)
首都:東京
言語:日本語

日本とフランスの距離、一万キロ。




「東側には1万374メートルにも及ぶ深い海溝がある。度々起こる地震の原因となっている地殻プレートが重なり合った境目にこの海溝がある。1995年には神戸地震、1923年には関東大震災があった。」



「地震や噴火が海側で起こった場合、大量の水が移動する。これをツナミという。
また日本は山が多い国であり、75パーセントの国土が標高250mを超える。有名な火山に富士山があり、多くの火山のうち73座が活火山である。」

日本のことをしっかり勉強してくれていますね。



それから、次々と「指」があがって・・・(こちらは手を挙げる というより、人差し指を挙げる ことが多いのです)質問が出る、出る。10分ぐらい説明するつもりで行ったら、各クラス1時間づつ、質問や感想が出続けました。地震と津波、被災者の生活、それから原発についても。
ものすごく熱心に聴いてくれ、参加してくれました。

「太陽」というと、日本では「赤」ですが、こちらの人にとっては「黄色」です。
普通に「太陽を描いて」というと、どの子も黄色に描きますので、
「日本の子供たちにとっては太陽は赤なんだよ、だから日本の国旗の日の丸も赤いんだよ。」
と説明すると、へ~とビックリしたり、感心したりの反応でした。
「ここでも、夕日は赤いよ。」と言う子がいたり、
「日本は東で朝日だから赤いんだね。」と納得する子がいたり。

それで、「みんな、太陽の絵を描いてくれる?」と聞くと「もちろん!!」とかわいい首を縦に振ってくれました。
「一緒にメッセージを書いてもいい?」と言う子もいたので、
「じゃぁ、紙の裏面に書いてね。あまり長くならないように短くね。」とお願いすると、
「あのね、一言だけ書きたいの。≪わたしたちはあなた方と一緒にいるよ≫って。」

心がじ~んとして、鼻がつ~んと痛くなりました。

描いてくれた絵のすべてを載せることはできませんが、いくつか、フランスの太陽をお届けします。それでも、どれも個性的な太陽で選ぶのは難しく、かなりの枚数になってしまいました。1つとして、同じ太陽はありませんでした。子供の数だけ、太陽があります。
この太陽たちが、被災地と被災者の皆さんを、震災で苦しい毎日を送っていらっしゃる方々を、明るく、暖かく、照らしてくれますように。


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日本風に、真っ赤な太陽を描いてくれましたね。



そして裏面のメッセージは・・・


soleil 029p

「がんばって。わたしたちがついています。健康を祈っています。ローラ」




「くじけないでね。忘れないで・・・わたしたちが一緒にいるってこと。エノーラ」




「日本、がんばって下さい。みなさんのことを想っています。イリア」




「がんばって。遠くにいても、日本のことを想っているよ。テオ」


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「ものすごく心配しました。きっと立ち直れると思っています。オレリアン」


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「エメリック、10歳半です。日本のことを想っています。日本、がんばれ。」


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「日本でどんなことが起きたか、知っています。がんばって。日本がすきです。
パワーと勇気。」

(実はこの「」という文字は、先生がこのメッセージのために「(パワー)」という意味の言葉をインターネットで調べたところ、この字が出てきたそうで、先生も生徒も「贔」が「力」という文字だと信じきっている様子。とてもじゃないけど、今さら目の前で「違います。。。」とは言えず、ありがたくいただいてきました。
辞書で調べると「」の意味は、鼻息をひいひいと荒くして怒る。という意味だそうです。まぁそれも、今の日本の状況では当てはまらなくもないか・・・)


soleil 031p

「ニッポン、がんばれ。ガブリエル」


soleil 030p

「太陽が昇る国へ激励をおくります。レア」





soleil 008p

子供たちは太陽そのものですね。
被災地の子供たちが一日も早く安全で健康な生活が出来ますように・・・心から祈っています。












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