メシュイ - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

メシュイ

  • 2010.07.28
大きなフライパンの後は、こんな晩餐に呼ばれました。
これも、子どもだけで30人、大人は60人ということでしたが、あいにくの雨にもかかわらず、サーカスのような大きなテントを庭に張って、無事に楽しい食事会となりました。

さて、何でしょう。

mechoui.jpg




の丸焼きです。
全部で3頭。

この羊の丸焼きをメシュイ (méchoui)というのですが、もともとはアラブ語の「焼く、ローストにする」という意味の言葉から来ているのだそうですよ。
おもに、北アフリカで広まっている料理なのだそうですが、それで歴史的に北アフリカと関わり合いの深いフランスにも入ってきたのでしょうか。

大きなお祭りや祝い事のときに、この料理が出されるわけですが、この食事会も、前回ご紹介した大きなフライパンの食事会も、実は、お誕生日会だったのです。

子どもの誕生会かというと、そうではなく、2つとも「不惑の年」になったお誕生会でした。
日本では「お誕生日会」といったら子どものパーティのような気がしますが、こちらではいくつになっても誕生日を祝うのですね。
ただし、なぜか「年を取る当人がご馳走する」のがルールです。
ご馳走してもらう、んじゃなくて、ご馳走しなくちゃいけないんです。
発想が逆じゃないか、と最初は戸惑いましたが・・・
何事もイニシアティブを取ることが良しとされているフランス、こんなところにも現れているのでしょうか
祝ってもらう、のではなく、祝い事を分ける、という感じですね。

職場だったら、同僚にご馳走するために、シャンパンやスパークリングワインとタルトを持って出かけていくのが誕生日を迎える人。学校でも同様に、誕生日の子がケーキやキャンディをクラス中に差し入れします。
自分で率先して、まわりをご招待するのが、こちらの誕生日なのです。

というわけで、友人たちは、誕生会をやったのですが、
毎年やっているわけではなくて、今年キリの良い大台に乗ったために、豪勢な食事会を催して家族友人みんなを招待したのでした。
こういう時、親も呼ばれていて楽しそうに食卓を囲んでいるのが、いいな~と見ていて思います。日本だと、こうして集まれるのは結婚式かお葬式、と限られてしまいますが、子どもの誕生パーティに70歳になっても参加できるなんて、素敵なことではありませんか。


大勢の招待客の中に、10年前の誕生会で会った懐かしい人たちがいっぱいいました。そうそう、あの時もメシュイでしたっけ。
10年の間に、恋人だった若いカップルたちは結婚して、子どもが生まれて、すっかりパパママらしい風貌になっていて。それで、子どもの招待客も増えたわけです。

また10年後の誕生会で会えたらいいな、と思えました。
20年後の誕生会では、孫も増えて、さらに人数が多くなっているかしら・・・?!

ごちそうさま!

mechoui2.jpg



*8月中旬まで、また更新続けますので、見にいらして下さいね♪
だから結婚式もやらなかったヒト。(私はいまだにやりたいと夢見てるヒト

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