電車でリヨン - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

電車でリヨン

  • 2008.12.01
syasou.jpg



電車に揺られてリヨンに行ってきました。
車窓は、うっすら薄化粧の雪景色。
雪はリヨンに近づくにつれて、すっかりなくなりました。


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クネル。肉や魚や肝臓などを小麦粉、卵、バターなどと混ぜ合わせたものを茹でた後、オーブンで焼いたものだそうです。リヨンと言えばクネルクネルと言えばリヨン、というくらいの名物料理で、リヨン郷土料理レストランのどこでも判で押したようにメニューに載っている定番ものです。

でも私は、とりたてて美味しいと思ったことがなく、食べるたびに「やっぱりこんなものなのかー」と思うばかり。単なる練りもの・・・でも練りものだったら日本のほうがおいしいものがいっぱいあるわ、という感じだったのです。はんぺんをずっしり重たーくした感じ、かしら?(と思うのは私だけ?)まぁ一度味見すれば十分、といった感想に達していたので、今回入ったレストランでは注文しませんでした。

「もう食べたことがあるから、違うのにするわ」とウエイターのムッシューに言うと、ムッシュー、椅子に座っている私をジロリと見下ろしながら 「あんた、クネル、ウチで食べたの?」(美川憲一風に言ってみて下さい。)
「いいえ・・・、よそのレストランでした。」
「そうでしょ。ウチで出すクネルは全然違うのよ!お友だちが注文したの、食べさせてもらいなさい。すっごく美味しいから。」

そうして出てきたのが、これ。えびソースがかかってます。確かに味見させてもらったら、今まで食べたクネルとは違って、「あ、これならまた食べてもいいかも!」と思える味でした。


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私が注文したのは、これもリヨン名物、Sabodetという豚の頭から作られたソーセージをボジョレワインソースで煮込んだもの。結構しょっぱかったけど、酸味が利いていて、脂っこいソーセージをさっぱり食べられました。

このウエイターのムッシュー、デザートの選択に悩んだ挙句、相方と同じくリヨン名物プラリネタルトを注文した私に、眉をひそめて首を横に振って、また一言。
「プラリネタルトは歯にくっつくわよ。お友だちが注文したのを味見させてもらえばいいわよ。あんたはチョコレートパフェにしときなさい。」
彼の一言はいつも正解なのでした。

帰りは金曜の夜だったのですが、民族大移動中のリヨン駅、帰省する学生さんたちとビジネスマンたちでごった返していて、歩けないくらい。それで揉みくちゃにされながらようやっとホームに辿り着いて乗り込んだ電車は満杯だったけど、あまりのボロさに仰天してしまいました。久々だったのでこんな電車だったこと、ちょっと忘れていました。行きはまだ普通だったのですが、フランス第二の都市、華のリヨンから帰ってくる電車の古いこと・・・・・・。車内の半分の照明は切れていて、残りの照明は茶色っぽい座席の色をわびしく反映させるだけ。本を読むには明かりが足りないどころか、車両の端っこからおばけが出てきそうです。
約2時間半の旅ですが、硬い座席と薄暗い車内は、戦前戦時中か?!・・・という気分でした・・・・・。
でも暖房は効いていたので、ありがとう♪




ウエイターのオネエマン風ムッシューに↓
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