帰宅第一声 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

帰宅第一声

  • 2007.08.19
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しばらく家を空けていて戻ってくると、「ほー、我が家ってこんなんだったんだー。」
と思います。毎日見ていると慣れてしまって見えなくなっているものも、新鮮に目に映ってきて、まるで初めて訪れる家のように、興味津々と他人行儀に眺めたりする、あの瞬間が好きです。
首をぐるりと一周させたあと、「ふーん、我が家もなかなか捨てたもんじゃないじゃない。」と居心地よくホッとするのが、今までの常でした。

さて今回、1ヶ月ぶりにおそるおそる、またワクワクしながら玄関の扉を開けたときに見た、あの眺めは当分忘れられそうにもありません。
そこには・・・出発前と同じ様子がありました。
ちょっと、ほこりが何ミリか積もり、蜘蛛が何匹か空中ブランコをしている他に、何一つ変わったことはありませんでした。毎日見飽きるほど見ていた、いつものドアといつもの絵といつもの壁かけがありました。
・・・が~!私は愕然と心の中で叫ばずにはいられませんでした。
「うへぇ~!!なんだこれは~!まるっきりセンスなしのインテリア!!あの絵もあの絵も、あのデコレーションもまるでドアや壁や天井とマッチしてない!!なにもかもちぐはぐ、全部はずさなくっちゃ!」

と同時に夫が声に出して言いました。
「ひどいセンスだ、まるでテンデンばらばらだ。あれもあれもあれもダメ。ゼロからやり直さなくちゃ。こんな趣味の悪い家に住んでたのか、ボクたち!」

それから二人顔を見合わせて、「あなたもそう思う?いやはや、驚いたね、こんなにひどいインテリアだったとは。」

キッチンに入っても、サロンに入っても、家のどこに行ってもこれと同じ印象でした。夫も私も今まで何度も家を留守にしていたはずなのに、帰宅してこんな風に思ったのは初めてのことでした。どうして、今まで気がつかなかったんでしょう?(汗)
私たちの美的感覚に何が起こったのかわかりませんが、青い空の下、冷たく澄んだ山水の河原で脳みその洗濯をしたおかげで、埃をかぶっていた感覚も少し洗われたのかもしれません。

それに対して子供たちの反応は。
「わ~、ウチって近代的~!きれい~!すてき~!」
と言いながら、玄関から中に飛び込んで行きました。

いつもは、「ウチって、暗くって、古くって、ビンボーみたい。。。ヤダー。」
なんて、家を頑張って購入した親を悲しませるようなことを言っていたのに、き、近代的?
さすがの私だって、どう贔屓目に見ても、近代的とはほど遠いと認識している我が家が?!

確かに・・・2週間のテント暮らしをした後は、どんな家だって近代的に感じられたに違いありません。
強風でテントがつぶれてしまったりもしたし(笑)。
家のありがたみがわかってくれて、うれしい効能でした。

『見る』ってことは目を使ってはいるけれど、やっぱり『心』で見ているんだなぁ、と改めて思いました。
よく見えるようになるには、目も大切にしなければならないけれど、心も時々洗わないと。

子供と一緒にキャンプをする夏休みも3年目。
この一年の子供たちの変遷も感じられ、たくさんの体験と話し合いを通じて家族としても成長し、楽しい思い出がぎっしり出来ました。心のビタミンと、ビタミンD(太陽)をいっぱい補給できて、
さ、またガンバルぞ!


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