プロフィール
 

クレラン

FC2ニュース
 
ブロとも申請フォーム
 
ブログ内検索
 


FC2ブログ
 

2009年07月28日(火)
チャングムと女官の賄い料理?

 
パリに住む日本人の友人が貸してくれたDVD 『チャングム(大長今)の誓い』

怒涛の勢いではまっています。

こんなに連続ドラマに夢中になったのは、思い返せば・・・・・(〜遠い目〜)

小学生時代に月1の連載が待ちきれず、身をよじって読んだ漫画「キャンディキャンディ」以来でしょうか!!!(アニメじゃなくて、その前のコミック誌での連載です)

その後、中国に留学していたときに見たテレビドラマ「北京人在紐育」も、寮の仲間とテレビの前に張り付いて見たものでしたが、これは知る人はほとんどいないですよね(笑)。

ちょうど日本が韓流ブームになった頃フランスに来ているので、そのあたりのドラマもまったく知らないのですが、テレビっ子でも映画っ子でもない私に、新たな興奮の感覚をもたらせてくれた韓国の宮廷ドラマ、チャングム。

韓国人の友人と一緒に、ティッシュ箱とハンカチを目の前に用意して(チャングムをご存知ない方のために註 : 毎回うるうると泣いてしまうからです)、
丸一日部屋にお籠もりしてまとめて観ています。(えーと、まだ10回目ですので、先のあらすじは教えないで下さいね!)
寝ても覚めてもチャングムが頭から離れず、「ウイ」(フランス語で「はい」)というところを、「イエー」(韓国語で「はい」−−−女官たちがよく上司に向かって頭を下げて言っている)と言ってしまいそうになります。

そうして観ていたら、画面ではジョン最高尚官が王様のために鶏肉料理を作っているところ。
突然、友人が立ち上がり、「あーもうたまんないっ お昼ご飯はこれを作るわよ!」
キッチンに向かうと用意し始めたのがコレ。
韓国のタレだのソースだのを入れて・・・
私はにんにくを15片ほど剥かされました。

changum.jpg



ジョン最高長官が王様に作った料理・・・・・とはちょっと違うよ、とフォローしてたけど
女官の賄い料理、という気分で、白いご飯がもりもり進んだ鶏肉の煮込み料理でした。
これと、少し前に二人で一緒に作ったキムチで、チャングムの間の昼食。
夏バテなんてどこへやらの食欲でした。

ちなみに、連続ドラマと言えば、フランスでも人気なのはアメリカの「LOST」。
毎年秋になると連載開始して、冬には次のシーズンまでお預けという、4年ほど(?)続いている実に気の長ーい長編放送なのですが、これには根気よく夫と息子がはまっています。
淡々とした気の長さに感心してしまいますね。
私だったら狂ってしまいそうです。


↑クリックすると、ここの文が変わります。
お馴染みとなりました拍手クリックです♪
 
 

2009年07月24日(金)
走れない車を買いませんか?とは??

 
以前、スーパーマーケットで買い物を済ませ、車のところに戻ってくると、見知らぬ中年の男性が私を待ち構えていました。

「奥さん・・・」

「は、はい・・・?」 何だろうと、ちょっとどぎまぎしますよね。ごく普通の身なりをしたこの男性は、セールスマンという風でもなく、通りかかった買い物客といった感じです。道を尋ねるなら、わざわざ私が来るのを車のところで待っていることもないでしょう。車の止め方が悪かったのかしら、何かしら、と考えを巡らせる時間も一瞬のうちに、男性は続けました。

「実は、奥さんとまったく同じ車を持っているんですよ。
だけど事故を起こして壊れてしまって、走れないんです。」

「はぁ・・・」
注意深く彼の言うことに耳を傾ける私に、次の言葉は、あまりにも理論から逸脱しているように感じられました。


買いませんか?

「はっ??」

壊れて走れない車を買いませんか???

どーいうことハテナマークが100個ぐらい、頭の中を駆け巡りました。
でも目の前の男性は気が触れたのでもなさそうです。

「買って、どうするんですか?」
飛び交うハテナマークを振り払って、聞き返しました。すると男性はそんな質問が来るとは予想もしてなかったように言いました。

「奥さんの車が故障したら、部品を取るのに便利でしょう。」

あぁ、そうだったのでした。
こちらの人って、故障したら、自分で廃車業者や知り合いの要らなくなった車から部品を調達して自分で直すことが多いのです。でも、部品を探すのだって、いろいろな車種があるし、必要な時にすぐに見つかるとは限りません。
そんな時、まったく同じ車を持っていたら、確かに便利でしょう。
だけど、廃車を置いておくスペースも必要だし、自分で直せる技も必要だし、買ってもウチでは使いこなせない、と判断して、残念ながらご親切なお申し出をお断りしたのでした。

この後しばらく経って、この男性が予言した通り、古いわが家の車はあちこちが故障し、数箇所の部品交換が必要となりました。ラジエーターだのマフラーだの、高い部品と交換費をガレージに払いながら、「あーあのとき、やっぱり買っておけばよかったかもー」とちょっぴり後悔したりもしました。

さて今回は、どこでどうしたのか自分では覚えがないのですが、右の前灯のカバーガラスが割れていました。あーまた修理代が・・・・・とつぶやく私に、「これなら僕もできる」と夫。でも電球を替えるのとは違うのよ?ガラスが割れちゃったのよ、と念を押すと、ガレージに行けばこれも高く付くけど、探せば同じものが見つかって自分ではめ込めばよい、とのこと。
ということで夫が地元の個人広告で中古の売り出しを見つけて買ってきたものです。

phare.jpg



1個12ユーロなーり。(1500円ぐらい?)


日本では車とは無縁の生活をしていましたので知らないのですが、日本でもこんな風に自分で部品交換するものなのでしょうか?


これはフリーマーケットで売っていた車のライト。こちらのフリマは部品が多い!

phare2.jpg



 
↑クリックすると、ここの文が変わります♪
お馴染みとなりました拍手クリックです。


 
 

2009年07月14日(火)
この中に・・・

 
この中に・・・・・


この中のどこかに・・・・


あるはず・・・・・・


hatake.jpg




なのですが・・・・



どなたか、見えますか?










キャベツの芽!

見当たりません・・・・・



5月の初旬に蒔いたはず。


キャベツの芽ってどんなだったか思い出せないもので(3年ぐらい前に一度育てたことがあるきり)、雑草と間違って引っこ抜かないように・・・と用心に用心を重ねて、雑草を抜かずにいたら・・・・

こんな状態に。

キャベツ、見えませんか?



やっぱり、生えてこなかったのかなぁ。あーあ、やわらかいキャベツ、食べたかったなぁ。

上の雑草は、日本でもよく見る雑草でしょうか?
雑草の種類も国によって違うのかしら?

雑草といえば、お恥ずかしい話ですが、
私、この家に住み始めて、初めて庭というものを持って、菜園を始めたのですが、以前は雑草を抜かなきゃいけないってことを、知らなかったんです。
この辺りの人の菜園は、どれもきれいに土が耕されていて、雑草なんてほとんど見えない状態です。
私はそれを、買ってきた特殊な土、
雑草の生えない純粋培養の土
 で畑を作っていると思っていたんですねー。


だけどウチは雑草地を耕して作った菜園だから、雑草が生えてくるのね。
やっぱり、土を買ってこないとだめだわ。

〜なんて思っていて、草ぼうぼうになった畑を見ながら夫に
「ウチはこんなになっちゃって、この土じゃやっぱりねぇ」
と呟いたら
みんな、抜いてるんだよっ!!
と一言。
・・・ものすごい衝撃でした(笑)。

でも、すぐには信じられなかったんです。だって、すね毛の生えていない超美人の足を見て、誰が脱毛してるなんて思います?(笑)
まさか本当にみんなこれを抜いているの?!と半信半疑の思いを抱えていたのですが、近所のいろんな人にさりげなく雑草の話を振りながら話を聞いて、密かに「夫の言うことは本当だったんだ・・・・」とようやく納得したのでした。定期的に抜いてるんですね。毎日だったり、毎週だったり。納得はしても、真似できないことです。(←3ヶ月に1回抜く人)


息子のフランス語の宿題で詩の暗誦があったのですが、その内容はこんな感じでした。

「働き者の大地主の父が亡くなるとき、息子に遺言をした。
土地のあちこちに黄金を隠しておいた。宝を探したければ、掘り起こせ、と。
息子は土地の隅から隅まで掘り起こし、耕し続けたが、何も見つからなかった。
しかし、耕された土地は肥え、春になると多くの実を実らせた。
そのとき、息子は思い出したのだ、生前の父の教えを。
額に汗して働けよ。働くことを喜びとせよ。働くことそのものが黄金なのだ、と。」

息子が諳んじるこの詩を聞きながら、私はひとりごちていました。
やっぱり、雑草は抜かねばならぬのね・・・・・・・、と。


そんな私でも、野菜が育ってくれる本当にありがたい良い土です。


キャベツは生えてこなかったけど、ズッキーニは絶好調。

hatake2.jpg


みずみずしい葉っぱの中をちょっとのぞいてみれば、お花も実も。

hatake3.jpg



野菜のアートも。

赤ちゃんを抱っこしてる、お母さんズッキーニ・・・かな?

びったりくっ付いて、一本になってます。

ちょっとホロリとしてしまいました。

hatake1.jpg




↑クリックすると、ここの文が変わります♪
お馴染み拍手クリックです。
 
 

2009年07月02日(木)
助け合い商店

 
collecte.jpg



知人がNPOとして「助け合い商店」というものを去年の暮れに立ち上げました。
助け合い商店」という私の訳がなんとも野暮ったいですが、お店自体はとても素敵に出来上がっています。(また別の機会にご紹介しますね)

今は世界的に経済危機ですが、フランスはもう長いこと経済不況が続いていて不況のベテラン?!であるために、収入のなくなった人への援助システムが様々に存在します。
国の社会保障システムはもちろんのこと、多くのボランティア団体が活動を行っているのです。
食糧に関しては、Resto du cœur (心のレストラン)という、1985年に喜劇役者のコリューシュ(Coluche)によって創られた組織が、冬場に無料で料理を配る場所として全国的に有名です。
飢えと寒さで亡くなる人がいないように、というこの活動は多くのフランス人が支える団体ではないでしょうか。
Soupe populaire (みんなのスープ)という団体も同じように無料で料理を配給しているようです。この他Secours catholique (カトリック救助会)はもちろん、Secours populaire(人民救済)なども大きなボランティア団体で、食糧補助だけでなく生活全般、教育などのサポートを行っているようです。

知人が考えたのは、でも、こういう場所に困っている人みんなが足を運ぶわけではない、ということでした。浮浪者やホームレスの人だけでなく、先日まで普通に働いていた人たちが突然解雇を言い渡され、失業保険や生活保護費だけでは家族を養っていけなくなるケースも沢山あります。そしてこの状態が長期的に続き困窮していくケースが後を絶たないのです。

食べていけない状況に陥るのは、特殊な人たちではない現在。明日には、隣人の誰かが、知人の誰かが、そして自分すらもあり得ると多くのフランス人が思える状況なのです。こういった「一見普通の人」たちは、自尊心もあり、遠慮もあり、無料食糧配給所へは足を運びません。
また知人によると、60歳以上の方は絶対に救済所には足を運ばない、ということでした。なぜなら、この年代の方は何十年もちゃんと働いてきて急にお払い箱になってしまった場合が多く、働くことに自負心を持っているため、よそに助けを求めるという性格を持たないのだそうです。

物乞いとはもちろん違うのですが、やはり自分が明日そうなったら、と立場を置き換えて考えると、そういう所で列に並んで食糧をもらう、という行為自体、勇気を必要とすることではないでしょうか。

そこで知人が立ち上げたのは、「ただで配ってもらう」のではなく、「わずかでもお金を払って買う」場所でした。つまり、店構えは普通の食料品店と同じ、だけど料金だけが破格に安い食料品店なのです。
もちろん、無料ではないので、それを払えるだけのお金は持っている人が対象となるわけですが。
無料支給団体が対象としている人たちではなく、通常の買い物が出来る人でもなく、その中間に位置している人たちの援助を目的としたわけです。

ここで買うためには、収入や家族状況などの面で条件を満たしている人が会員になる必要があります。現在、400家族(450人の子供達を含む)が会員で、去年の暮れから8トンの牛乳と11トンの野菜や果物、そして32トンのその他の食糧を配給してきたとのこと。

この「助け合い商店」へは地方自治体も補助金を出していますが、販売する食糧の主な供給元は「フードバンク(banque alimentaire)/食糧銀行」と呼ばれる、これもボランティア団体によるものです。食糧銀行は、各種大手スーパーから賞味期限間近になった商品や過剰商品などを受け取っているそうです。また年末になると、この団体の方たちがよくスーパーの出口で食糧寄付を募っている姿が見られます。買い物に来たお客さんたちの善意でいくつかの食糧を買ってもらい寄付してもらうわけです。

・・・というわけで、これからが本題 (ながーい前置きになりました)。
しかし「フードバンク」からの寄付だけでは在庫に限りがあるため、「助け合い商店」もこの日一日、近隣の各種大手スーパーで、食糧寄付を募る活動を行いました。私も、スーパーの入り口でお手伝いをしてきました。
どんなことをしたのかと言うと・・・

collecte1.jpg



「こんにちは、『助け合い商店』に食糧寄付をお願いしておりますが、もしご興味がありましたら、お好きな食料を買って寄付していただけませんか。特に必要なのは食用油、砂糖、コーヒー、乾物野菜などですが、他の食糧でも、ご選択はご自由におまかせします。」

入ってくるスーパーのお客さんに、ビニール袋とチラシを渡します。
チラシには、助け合い商店の説明と、今回特に必要な食料品の内訳が書いてあります。
必要な食料品は、需要に対して供給が圧倒的に少ない、食用油、砂糖、コーヒー(粉)、乾物野菜(豆の缶詰など)です。

寄付活動が盛んなこちらでは、よくこういった類の声をかけられることがあるのですが、私などは「本当にちゃんとしたところへ行くのかしら?役立てているのかしら? 」などと用心深くなって、街頭で声をかけられたからと言って、通り過ぎてしまうことの方が多いので、
今回もお手伝いをしながら、どれだけの人が応えてくれるのかしらと正直言って期待はしていませんでした。

ところが、本当に沢山の人が、立ち止まって、チラシを手に取り、私が最後まで言い終わるまで聞いてくれるのにはびっくりしました。もちろん、言っているそばから首を振って通り過ぎてしまう人も沢山いましたけれどね。
通り過ぎる人も無言ではなく、「興味ないから」「私も経済的に困っているから、ごめんなさい」「今日はタバコを買いに来ただけだから。」などと理由を一言言ってくれる人も沢山いました。

そして・・・

collecte2.jpg


こんな風に、自分の買い物のついでに、寄付用に食料品を買って私たちのカートに入れてくれる人。
自分の買い物はしないのに、助け合い商店のためにわざわざ買ってくれた人もいました。
帰りに子供に寄付品をカートに入れさせる親もいました。


collecte4.jpg


「フードバンク(食糧銀行)」の食糧寄付活動のポスターとカート。
小麦粉、パスタなども持ってきてくれました。大きなカートは午後の数時間で4台ほど満杯になりました。


collecte3.jpg


カルフールでやったので、値段のお得なカルフール自社製品のものも多かったです。


不況ということもあるのでしょうか、スーパーの入り口に立つ私たちに「他人事」というそっけない反応は感じなかったことが、今回初めて活動に参加した私の発見でした。
「食糧寄付をお願いしているのですが・・・」と切り出したとたん、足を止める家族連れや、ちょっと不良っぽい格好の若者のグループが意外とおとなしくチラシを受け取ってくれたり。
ありきたりなようですが、困ったときはみんなで助け合う、これが世界最強の方法だなと実感しました。
ほのかに心温まった午後でした。



↑クリックすると、ここの文が変わります♪
ランキングではなく、単なる応援するだけの拍手になってます。クリックすると別枠で拍手ページが飛び出しますが、ビックリしないで下さいね。