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2005年12月29日(木)
クリスマスといえば

 
noel.jpg


                             <去年のクリスマスは*こちらから*>

日本では小学校3年生にあたるCE2のトトのクラスですが、全員が、サンタクロースを信じていたんです。全員です、すごいでしょう?
どのご両親もがんばってるんだなぁ。。。。。と私も感心していました。
1人の子が知ってしまったらもうおしまいです。こうなると、クラスの子のためにも堤防を崩さないように、まだまだがんばらなくちゃ!・・・・・でも、一体どうやっていつ、ショックを与えないように真実を話したらいいんでしょう?

ところが・・・9月に入って新学期が始まるやいなや、トトが学校から戻ってきて静かに言いました。
「ママ、サンタクロースがいないってほんと?ホントはママとパパなんだね。」
 
 

2005年12月21日(水)
おいしい食事って?

 
今日は本題に入る前にみなさんに質問です。
いえ、単なる私の好奇心ですので、あしからず。
レストランまたは家で食事をしていて、
「美味しいお食事だった!!」と心から言えるのは、どんな時ですか?
「あぁ美味しかった!」だけじゃなくて、その後に「あぁしあわせ〜!!生きてる実感がある〜!!この世の極楽じゃ〜!」と言える食事のことですよ。

ちょっとおいしい、とか、
なかなかおいしい、とか、
ここがこーであーだからおいしい、とか
そういうものではなく、
「おいしい食事」から一線を越えて、別の次元の「おいしい食事」に行く時です。
ヘンなこと言ってます??わかりますよね? 
わかりやすく言うと・・・・・・えーと、舌と脳と心と神のような存在が四位一体になるような食事ということです。(もっとわかんない?(∩_∩;)
もっと率直に 「しあわせな『食事』って何ですか?」と聞けばいいんですね(笑)。
みなさんにとって、それを決めるのはどんな要素ですか?

もちろん、料理が美味しいというのは大前提ですが・・・

料理の味
一緒に食べる相手
インテリア
食器
バックミュージック
窓からの眺め
レストランの感じの良いサービス
衛生感
デザート

などなど・・・いろいろあるかもしれませんね。

よかったら楽しいので、次に更新するまでに聞かせて下さい♪


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


みなさま
いろいろな「一線」を聞かせて下さって、本当にどうもありがとうございました!
一生懸命書いて下さって、読みながらジーンとしたり、なるほどと納得したり、そうそうと同感したり・・・。それぞれに百様の一線を越える「カギ」があるものですね。
きっと皆さんも他の方の書き込みを読んで、ふむふむ!と思われているのではないでしょうか。
やはり、別次元にワープできる食事というものはそうあるものではない、というのが共通していることでしょうか。
ワープするためのカギはその人にしか利用できないものであって、誰かに渡したからといって、ドアを開けられるものではないんですね。


「美味しい食べもの」はいろいろありますね。たくさんあります。
それを食べれば、確かに嬉しい気持ちになるし、満足です。
「美味しい!」というものはその時のコンディションにもよるし(お腹が空いていたらなんでも美味しいように。)、今では食材も豊かで、美味しいレシピもいろいろあって、おいしさを手に入れようと思ったら比較的簡単に手に入れることができますよね。

でも、「ブチッ」と一瞬にしてこちらの世界を離脱して、あちらの世界に飛び越えて行ける食事はそうあるものではありません。
そういう時は幽体離脱(…したことないけれど。 ∩_∩;)くらいの飛翔感と、五感が満たされた現実感に深い官能さえ覚えるものです。
その大切な鍵になっているのは、私にとって何かって・・・実はいままで自覚したことがありませんでした。

ただ、明らかに感動を覚えるくらい美味しいものを食べていて、「あちら」側に行きそうなのに行けない・・・そんな経験は何度もあって、そういう時はかすかに落胆とフラストレーションの入り混じった薄い膜が私の心を包みます。

そう、例えば、
クリーンエリザベスに乗ってデッキで見送りの人に手まで振っていながら、永遠に出航しない気持ち。

あるいは、
宇宙服を着こんでロケットに搭乗したはいいけれど、いつまで経っても発射しない気持ち。

または、
完璧にドレスアップして出席したのに、王子様がひとりもいない豪華絢爛な舞踏会。(ちょっと違う?笑)

それはそれで幸せな経験なのですけれど・・・。

・・・・・・・・・

そんな私が、久しぶりに「しあわせ〜」とアチラ側に行ってしまったのはリヨンのレストラン、Chez Leaででした。

一緒に食べる相手は、夫とその友人、これはリラックスできるという点で一役買っていたかもしれません。
インテリア、どうってことのない小さくて簡素なお店のインテリア。
食器、も普通です。
バックミュージック、は喋るのと話を聞くのに忙しくて…でも、なかったと思います。
窓からの眺め、なし。
レストランの対応・・・フランス語がわからなかったら、愛想が悪いんじゃないかと思えたに違いないマダム。

そういうことでは全然ないんですね。
そしてわかったのです。
私にとって「鍵」が何かって・・・・それはなぜか・・・、なんだと思います?

みなさんが書いて下さったような、心情的なものも、驚くような料理も、非日常的な空間もなく、極限の空腹でもありませんでした。
ごくごく普通の状態で、ごくごく普通の相手と、ごくごく普通の食事で、でした。ただひとつ違っていたのは・・・(←出典:奥様は魔女)

 
 

2005年12月20日(火)
アジア食品いろいろ

 
週末リヨンに行った機会に、中華スーパーでアジア食品を仕入れてきました。
クレルモンにはアジア食品店が二つありますが、お米の小パックの値段で比べると、ひとつは以前からあり無愛想なフランス人兄弟が経営しているお店でリヨンよりも約3倍高く、もう一つは最近出来た感じの良いヴェトナム人が経営しているもので約2倍でした。リヨンに行くついでがあれば、買いだめをするとお得なのです。

asiatique.jpg


久しぶりに買ったのは、左手前の黒胡麻糊。
これ、中国に留学していた頃、よく食べてたんです。
なつかしい食べ物!
すった黒胡麻を葛湯でとかしたような感じで体も温まるの。とかした真っ黒いものがお椀の中のもの。イカ墨じゃないですよ(笑)。
デザートなのですが、朝からご飯をモリモリ食べられない私は、よく朝食にこれをすすってから授業に臨んだものでした。

簡素な机とベッドを並べた寮の部屋の様子、窓の外の景色、ルームメイトや留学生仲間の姿、食堂、遊びに来た中国人学生、これを飲みながら勉強した教科書・・・・・・様々なイメージが果てしなくお椀の上に湯気とともに広がります。
そうだ、レストランが2日続いたら今日はすこし胃がもたれ気味なので、お昼はこれにしよう。

おうどん、おそばも1人の時の昼食によく登場します。
今は中国や韓国製のおうどんやおソバも売ってるんですね。今回、四川坦坦麺という香港製のおうどん、スープ粉末付きなので試しに買ってみました。辛いスープの細うどん、どんな感じでしょうか?

その右となり、Banh Xeoという粉。
少し前にヴェトナム人の友だちが作ってくれた、もやしと海老入りのヴェトナムクレープがとてもおいしかったので、これを見た瞬間「あら、これだわ♪真似して作ってみよう」と思って買ってみました。ところが家に帰ってきてよくみると、コレ、タイのものです(笑)。
間違っちゃったかな?ま、試してみましょう。

さらに右となり、一番右奥のは、タイのイカ干しみたいなものでしょうか??お酒のおつまみに初めて買ってみました。

手前の日本米、錦はカリフォルニア米。これもいつも食べているわけではありませんが、変化をつけるために買ってみました。あとは日の出と書いて Shinode とルビを振っているあの有名な(笑)イタリア産のお米も時々買います。「あんた、江戸っ子だね!」とひとりでツッコミを入れて食べています(^-^)
お米がないと落ち着かない私ですが、こちらの料理に合わせるので日本米オンリーじゃなくても大丈夫。いつもはタイの新米を100kg揃えておいて、純和風に食べたい時だけ時々日本米を食べています。
そうすると、日本のお米の粘り、コクに改めて新鮮な感動を覚えるんですね。同様にタイの新米の香りも改めて新鮮です。

左端のたらこ茶漬け、思わず買い物カートに入れていました!
でもよく見たら、3袋入り2,65ユーロだって。380円くらい?
たか〜い御茶漬けになりました〜。
 
 

2005年12月13日(火)
白いクリスマス会

 
上は白、下は濃い色で

と連絡が来たのは、前日の夕方でした。
金曜の夜、帰宅した子供たちから渡された学校からの連絡ノートを広げると、子供たちの服装は上は白いものを、下は黒か紺などのスカートかパンタロンで来て下さい、とありました。幼稚園から小学校6年生までが合同でするクリスマス会です。
行われるのは翌日の午後からだというのに!
ズボンはなんとかなるとしても、トトもナナも白いセーターなんて持っていません。白っぽいものは一枚もありません。
どーすりゃいいの。こんな間際にそんなことを言われたって。と、ぼやくと、トトは「音楽の先生が、隣人に借りたらいい、って言ってたよ。」
すかさず夫、「モニクに借りるのかい、70歳のおばあちゃんとおじいちゃんに?」

ちょうどトトのヘアカットに来てくれていた出張カット屋さんのアニエスが、「じゃぁTシャツでいいじゃない。」と言いました。
えっ?いいの?そんなで?
夏のTシャツなら、白白白・・・いっぱいあります。
確かに会場は毎年熱気でむんむんしていて暑いので、セーターを着たら汗だくです。
はい、じゃTシャツに決まり。

実は毎年、クリスマス会はこんな風に付け焼刃です。
初めての時は、学校の企画のどたばたさ(先生方は一生懸命なんですが)、当日の子供たちの出し物である歌のバラバラさ、見に来る親たちのざっくばらんさに、あごがハズレそうになったものですが、それももう数年経つうちに、すっかり慣れてしまいました。

出かける車の中で、「ママ、ぼくしんぱいだよ。このズボン、茶色だけど大丈夫なのかな?黒やだって言われたよ。」とトトがご苦労様にも気にしています。
アンタも日本人の血だね〜。ママはこの国に来て、大分わかってきたわよ。と私は心の中で呟いてから
「ぜーんぜんだーいじょうぶよ。黄色じゃなければいいってことよ。見ててご覧、みんなそんなもんだから。ママは知ってるんだからね、毎年 大雑把 大らかだってこと。」と自信たっぷりに安心させます。

果たして当日、集まった子供たちは、とりあえず見つけてきた白いものを身につけていました。なんと、セーターを脱いで肌着になった子もちらほらいます!!確かに白いです(笑)。
そんな色にもこだわらないで、お気に入りの赤や紫のドレスでばっちり決めてきた子もいます。

ほーらね、全然大丈夫だったでしょ。と私はトトに言いました。
そしてこの日のために練習を重ねた歌をうたうために、ステージに立ちます・・・・・・・
前列の子はあぐらをかいているし、背の高い子が背の低い子より前に立っているし、体をゆさゆさしている子もいるし。
歌いだすと、何十もの声はバーラバラ・・・・・

そういえば人から聞いた話ですが、小沢征爾のセリフを思い出します。たしかこんな内容でしたか。
「ドイツのオーケストラは、どの人も同じレベルでひとりひとりがきちんと演奏する。全体で演奏すると、ピシッとまとまった演奏になる。
フランスのオーケストラは、ひとりひとりバラつきがあってまとまることがない。いい指揮者がいるとそのバラバラがとてもいいハーモニーを生み出すのだが、いないと、単なるバラバラだ。」とかなんとか・・・。それが本当かどうか知りませんが、

いやはや、まさに、子供隊の楽しい「バラバラ」でした(笑)。

fetedenoel.jpg


でも夫いわく、夫の通った学校はもっともっと「軍隊的」で厳しくキチンとしていたそうです。フランスの学校すべてがこんなわけではないようで、彼も苦笑い。
最初の頃は、「右にならえ」「小さく前にならえ」の規律の中で育った私もこれでいいのかしらとカルチャーショックを受けていましたが、最近はこんなのどかなバラバラさも悪くないと思い始めました。
いつかこのゆとりが、彼らの中で彼ら自身ひとりひとりの音色を育てて、素敵なハーモニーを生み出す要素になってくれれば。

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学校のサンタさんは今年は、屋根の上に降り立ちました。
子供たち全員に、ひとりひとり違った本をプレゼントしてくれます。それからおやつの入った袋も。袋の中身はは毎年、チョコレート、フルーツゼリー、みかん、地元のパン屋さんが焼いたパン・オ・ショコラ(チョコレートパン)と決まっています。素朴ですね。

 
 

2005年12月02日(金)
KAKI

 
秋の味覚をお届けしよう!と思っていたのですが、こちらはもうすっかり冬になってしまいました(∩_∩;)
でも、こぶたさんがとても美味しそうな柿のジャムを作っていらしたことだし、クリスマスの話題になる前に、大急ぎでアップすることにします。



まだフランスに来てまもない頃のことでした。
夫の大叔母さんが果物を抱えて、ここより車で2,3時間南の家からやってきました。
「私の好きな果物なのよ、よかったら食べてね。」
と言って取り出したものは・・・なんと
か、き、――――!
と思わず目を見張って、歓声をあげました。こんな異国で柿を食べられるなんて!
これほど、秋の日本を感じさせてくれる果物が、他にあるでしょうか(反語)。
大叔母さんはニコニコしています。
私の発した言葉は奇怪な外国語であるはずなのに、動じた風もなく、
「ええ、ウィ。」
なんて自信たっぷりに相づちまで打っています。

私はもう一度、「セ(これは)、か、き!」と彼女の顔をのぞきこんで繰り返しました。
ウィ、カキ。」と彼女もニコニコと私の顔を見て言いました。
まるで、パンパンカフェカフェだと言わんばかりの平然さで、彼女も発音するのです。
そうです、フランスでもKAKIと呼ばれているんですね!

感動して食べた一口、ねっとりとした甘みが舌のうえでころがりました。。。。。。
おぉしあわせ・・・


と思ったのもつかの間、大変なことが起こりました。
生まれてこの方、一度も経験したことのないことが、私の体に起こったのです。
渋柿、という言葉は日本では聞いたことがあったのですが、実際に渋柿なんて、今の日本で売られているのでしょうか。食べたことがありませんでした。それは「サルカニ合戦」のお話の中だけのことでした。サルに渋柿をぶつけられた蟹が、こんなに苦しんだとは、食べずして誰が想像できましょうか(また反語)。
あの幼い頃の民話の意味を、蟹の苦しみを、サルのイジワルさを、はるばるフランスに来て、この瞬間、私は初めて理解したのでした。 (フランスよ、ありがとう)

甘みは一瞬にして消え、渋みがそれに取って代わりました。
まるで、一万円札だと思ったら新聞紙だったようなだまし討ちです。
私は思わず飛び上がりました。舌と口蓋いっぱいに、突然、がにょきにょきと生え出したらあんな感じかもしれません。は接着剤のようにまとわりついて、口の中のみならず脳の中まで襲ってきます。エイリアンに魔の光線を浴びせかけられたような、五感のショックでした。

必死に口をすすいだ後、大叔母さんに「ちょっと、渋い・・・」と青息吐息で漏らしました。
「まぁ、ちょっとね。」
と大叔母さんは肩をすくめて言いました。
ちょっと?!(◎_◎;;;;)
大叔母さん、とっても丈夫な舌をしているのです。その後自分でも美味しそうに食べていました。(◎_◎;?;?;?;?)
フランスの人はこれが柿だと思っているのかしら。。。

それからも何度か自分でもKAKIを買ってみたのですが、やっぱり渋柿に当たってしまいました。あきらめて買うのを控えていたのですが、いつのまにか種類も増えて、フランスの人気者?懲りずに買ってみました。

フランス産のカキ・ムスカ Kaki muscat (4個入りパック4.5ユーロ)

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イスラエル産のカキ・シャロン Kaki sharon (1個0.25ユーロ)

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もうひとつは カキ・ペルシモン Kaki persimmon (0.99ユーロ/kg)

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今年は・・・種がなく、どれも渋柿ではありませんでした!やった〜。
Kaki muscat は透けるような薄皮で、とろ〜りとしています。一番甘みがありました。富有柿?
Kaki sharon は果肉のしっかりしているタイプ。これも美味しかったです。
Kaki persimmon は買ってもう一ヶ月にはなるのですが、まだ硬いままキッチンにあります。
なんでしょうか??

というわけで、皆様も一度フランスの柿でサルカニ合戦を・・・じゃなかった、日本への想いに耽る季節はいかがでしょうか。



* テトパパさんから渋抜きについて、掲示板に以下のメッセージをいただきました。見やすい写真で説明されています。

『ところで渋柿の簡単な渋抜き方法を知っている?
寒い地方では、甘柿が出来ないので以下の方法で渋を抜いています。庄内柿もこの方法で渋抜きをして販売されます。
→クリック←
使用するお酒は、アルコール度が高ければ何でもOKです。』

(渋抜きに関してはコメント欄にoeufさんからもコメントをいただきました。あわせてご参考にして下さい♪)
テトパパさん、oeufさん、ありがとう♪
これでもう渋柿に当たっても、コワイものなし!! (…でも、すでに渋柿を口に入れてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか…。急いでお酒を飲もうかな?笑)