カテゴリー "ハートにキュン" の記事 - ジンジャーの薫り・・・仏田舎手帖

カテゴリー "ハートにキュン" の記事

池のほとりの家 ありがとう、さようなら

6月には、池のほとりの田舎の家を、新しい持ち主に渡すことになりました。この町に引っ越してきても、池のほとりの家はまだ私たちのもので、毎土曜には行っていました。ナナがそこの近くの乗馬クラブを続けたからです。村に住んでいなくても、定期的に訪れる理由があって、池のほとり村との縁はずっと続いていたのです。それが、新しい家族に買ってもらうことになりました。初めて見学に訪れた家族は、小さな娘さんが2人。入って...

  • 2015.07.23

はじめての花束

花を見た夫、子供たちに向かって「自分たちで買ってきたのか?それとも、墓場からかっさらって来たのか?」いいんです、いいんです、菊がいっぱいだって、母の日に初めて買ってくれた花束なんだもの。男の子が、選んで、お金払って、バスに乗ってる間もずっとこの花束抱えて、持ってきてくれたんだから。ただいま、って何気ない顔して帰ってきたけど、実は玄関のドアの後ろに隠すという芸当までしてたんだから。(それにね、パパが...

  • 2013.06.03

キューピットの矢

数日前の朝、起きて一番に開けた窓から、キューピットの矢を見つけました。わーと思わず感嘆の声をあげて見とれた後、あっカメラ!と気づいて探しに行って戻ってくる間に、貫いていたはずの矢はわずかにそれてしまいました。見ているうちにも、時間の経過とともに、矢はどんどんぼやけて、ふやけて、もっと弓からはずれていってしまいました。最初に見たときの完璧なまでに貫通していた様、シャープな一直線の矢をお見せしたかった...

  • 2012.01.23

床いっぱいのしあわせ

母から大きな荷物が届きました。母らしくきっちりと律儀に紐をかけて包装した箱は、『舌きりすずめ』のすずめのお宿で欲張りばぁさんが選ぶに違いないくらい大きく、ずっしりと重い。物語だと中にはミミズや蛇や化け物が出てくるはずだけど、母の箱はこの大きな中に本当に玉手箱のように日本の大判小判…と私には思えるものががざくざく。ナナへの誕生日プレゼントとともに子供たちの好きなお菓子や食料品、私がネットで買いだめた...

  • 2011.10.27

睡蓮の気持ち

毎朝、毎夕、娘ナナのスクールバスを待つために、村の池の前に立つというのに、ちっとも気づきませんでした。この夕方も、もう3分ほどバスを待っていたというのに目に入らなかったのは、濃いサングラスのせいでしょうか、それとも、自分の心の中の結び目を解くことに囚われていたからでしょうか。同じ村のレアちゃんのパパもいつものごとく娘を迎えに家から出てきました。そして、ビズをするために顔を交差させたとき、彼の頬越し...

  • 2009.06.05